初恋
少年は恋を知る
7
ぼくのクラスは男子と女子の仲が悪い。
男子は男子、女子は女子で団結して、ことあるごとに教室は戦場と化した。
戦場と言っても、飛び交うのは言葉の弾だけど。
藤富千夏は、戦争にはあまり参加しなかった。
それがぼくには楽だった。
藤富千夏に悪口を言わなくてよかったからだ。
でも、なぜだか少しさみしかった。
その理由がわからなかった。
なぜだろう。
ぼくは日に日に変になっていく。
自分でもわからない……
気持ち。
藤富千夏の声を聴くと、心臓が跳ねる。
変だ。
藤富千夏の顔を見ると、顔が熱くなる。
変だ。
藤富千夏を想うと、深いため息が出る。
変だ。
変だ。
変だ。
変、変、変……
変なんだ。
ぼくはどこか変なんだ。
男子は男子、女子は女子で団結して、ことあるごとに教室は戦場と化した。
戦場と言っても、飛び交うのは言葉の弾だけど。
藤富千夏は、戦争にはあまり参加しなかった。
それがぼくには楽だった。
藤富千夏に悪口を言わなくてよかったからだ。
でも、なぜだか少しさみしかった。
その理由がわからなかった。
なぜだろう。
ぼくは日に日に変になっていく。
自分でもわからない……
気持ち。
藤富千夏の声を聴くと、心臓が跳ねる。
変だ。
藤富千夏の顔を見ると、顔が熱くなる。
変だ。
藤富千夏を想うと、深いため息が出る。
変だ。
変だ。
変だ。
変、変、変……
変なんだ。
ぼくはどこか変なんだ。