あなたの体温で癒して・・・②
椅子からピョンと飛び降りた南ちゃん。

・・・

「よかった!

島中の人たちに、

ぜ~んぶ言っちゃおう」

そう言って診療所を出ていこうとした

南ちゃんを、

オレは急いで止めに入った。

・・・

「待って、南ちゃん!」

オレの慌て様に、

足を止めた南ちゃん。

・・

「どうしたの?」

不思議そうな顔をして、

オレに近寄ってきた。

・・・

オレは微笑んで、

南ちゃんの耳元で、

南ちゃんにわかるように、

この話は、まだ保留にしてほしいと、

お願いした。

・・・

すると、

南ちゃんは、

「わかった!」

そう言って、診療所を出ていった。
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