あなたの体温で癒して・・・②
「美晴」


「なあに?」


「もう一つ、

大事な話があるんだけど」


「・・・え?」


・・・

このほかに大事な話って??

・・・

抱きしめた腕はそのままで、

私は孝明を見上げた。

・・・

「あのな・・」

・・・

その時、

タイミングよく、

家の電話が鳴り始めた。


「ちょっと、待ってね?」

私は孝明の腕の中から抜け出し、

電話に出た。


・・・

「はい・・え?!!

まぁ、それは大変。診療所の方に、

来てくださいね?」

私は、電話を切った。
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