あなたの体温で癒して・・・②
「ワッ!」「キャッ!」

・・・

抱き合う私たちに、

小さな両手を一杯広げて、

南ちゃんが抱きついた。

「ちゃんと聞いたよ!!

スゴイ、スゴイ!!

お姉ちゃん、綺麗な花嫁さんに

なるんでしょう?

南、嬉しい!!」

・・・

大きな瞳を、

キラキラ輝かせて、

南ちゃんは、

満面の笑みを見せた。


「先生、美晴お姉ちゃん、

おめでとう!!」

「ありがとう、南ちゃん」

・・・

私は、笑顔でお礼を言った。

「あ!!」

・・・

突然、大声を上げた孝明。

「どうしたの?!」

私の問いかけに、

苦笑い。
< 56 / 157 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop