あなたの体温で癒して・・・②
「プロポーズと一緒に、

指輪を渡そうと思ったのに・・」

そう言ったかと思うと、

診療所を飛び出した。

・・・

目を見合わせた私と南ちゃんは、

吹き出してしまった。

・・・

数分後。

小さな箱を持って、

走って帰ってきた。

「これ・・・」

・・・

箱を開けると、

綺麗なリングが、

顔を覗かせた。

・・・

そして、

取り出したリングを、

指にはめる・・・

「ありがとう・・・

でも、いつの間に用意してたの?」

「それはヒミツ」


「・・・あ!!」

今度は南ちゃんが、

大声を出した。
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