あなたの体温で癒して・・・②
「・・うん」

小さな声で頷いた美晴は、

オレにしがみついた。

・・・

波音を聞きながら、

満天の星空、

綺麗なお月様に照らされて、

家に帰る。

・・・

中に入ると、

とてもいい匂いがした。

「あ・・」

「どうした?」

「サプライズ結婚式だったから、

私、料理たくさん作ってたの」

・・・

美晴の言葉で、

この匂いがなんなのか、納得。


「明日、食べればいいよ」


「そうだね・・・

ところで、いつになったら、

下ろしてくれるの?」


美晴の言葉に微笑んだオレ。

「もちろん寝室に行ったら?」
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