純白の君へ

「はい!
とても気に入りました
だから…

そんなに不安そうな顔をしないで…」


すると私は彼に急に抱きしめられてしまった

「ねぇ…

どうしたの?」


「いつも不安だよ…

空のことになると俺が俺じゃなくなるほどに…」


えっ…

彼がそんな風に考えてくれていたなんて


思ってもみなかった。


私は私だけが彼のことを大好きです不安になって…

いっぱいいっぱいになってると思っていたから

でも…

そうじゃなかったみたい。

なんだか不安がってる彼には申し訳ないけど少し嬉しくなってしまった。


クスッ

「どうしたの…?」

不安そうな彼は抱きしめる腕の力をゆるめない
< 100 / 126 >

この作品をシェア

pagetop