純白の君へ
そして、私は彼にクッキーを焼いていくことにした。
私はお店が休みの時に、朝早くから起きて、キッチンに立っていた。
もともと料理が得意な私は、とてもクッキー作りを楽しみにしていた。
きっと、楽しみなのはそれだけではないけど……………だってさっきから彼の顔しか頭に浮かんでいないのだから……
「…とりあえず、どんな形にしよう…」
クッキーと言うのは決めたけど、いったいどんなクッキーにするのかは、決めてなかった。
せっかく一生懸命つくるのだから、普通のクッキーではなく、変わったクッキーを作りたい。