純白の君へ


彼への気持ちに気づいてしまった今の自分に、彼を忘れられないまま彼とあの女性が暮らすこの町に住み続けることは無理だ…



それからと言うもの彼は毎日お店で私に説得しては帰っていった。


―――どうしてお店を辞めて引っ越すのか話してほしいと……悩みごとがあるなら自分が聞くと――――



彼は毎日必死に説得してくれた。

だけど私の気持ちが変わることもなかった………


私の好きな彼の笑顔もみることはなくなった……








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