純白の君へ


お姉さんが選んでくれた服は、ワンピースにベージュのカーディガン、ニーハイ

髪もお姉さんがゆるく巻いてくれている


私にこんな可愛い服は似合わないよ…

私は髪を巻いてくれているお姉さんに恐る恐る話しかけた

「私にこんな可愛らしい服は、似合わない気が…」


私がそう小さく話しかけると
お姉さんは目を少し見開き驚いた表情をしたが
すぐに私に小さく微笑みかけてくれた

「そんなことないわ。
とても似合ってるわよ

自分に自身をもって…

だって
一生懸命、恋をしている今の貴方は

他の誰よりも綺麗だと思うわ」







< 91 / 126 >

この作品をシェア

pagetop