純白の君へ

彼の車でレストランへ向かったのだけれど彼の車は外車で驚いた

普通のサラリーマンじゃないのかしら?

彼に聞いてみたものの

彼は

「俺は普通の会社員だよ」

と笑顔で微笑むだけだった


彼の車に乗ってしばらくするとレストランについた

なんなのこのレストラン…

私の目の前にあるレストランは見た感じでもわかるくらい高級そうなところだった

私は彼の袖を少し引っ張った

「…ほんとにこのレストランなの?」

「そうだよ!もしかして

気に入らなかった…?」

彼は子犬のような目で不安そうに聞いてくる

気に入らないわけではないんだけど…


「とっても高そうだから…」

すると彼は私に微笑んで

「そんなこと空が気にしなくていいんだよ
俺が空とここでご飯食べたかっただけなんだからさ」



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