初めてのあなたへ(私の全てを捧げた人へ)


ドアからヒョコッと顔を出したのは、茶髪の男の子。

ずっと顔を見てたら吸い込まれそうなくらい綺麗な顔をしてる。
見取られていたら、ソイツが「オイ、お前が頼花か?行くぞっ!」って言って私のうでを掴んで、病室を飛び出した。

ついた所は、見知らぬ公園。
夕焼けが綺麗だなぁ。外に出たのは何年ぶりだろう。
そしたら男が喋った。
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