君色♥音色♪
~1~
私、柊音色(12)今日から中学1年生☆
よぉしっ!!
「お嬢様行ってらっしゃいませ」
執事の高橋から見送られ学校へ。
初めは高橋が送っていくって聞かなかったけど、私が断ったの。
なんとなく歩きたくって。
ここを曲がれば学校よね…!!
そう思って曲がったとたん、
「きゃっ」
目の前に真っ黒な影がっ!!
って思って見上げたら…
か、かっこいい…
目の前には大きくてとってもかっこいい人が!
「お?何?お前も1年?」
へ?お前もってことはこの人も1年生?
「うんっ、そうだよぉ!!」
「そうか、お前名前なんていうの?」
「柊音色!あなたは?」
ドキドキ…
「俺?久野紫音」
紫音…かっ!!
「よろしくね!紫音!」
「おう」
そう言って紫音は笑った。
ドキッ!!
どうしよう…めっちゃかっこいい!!
「じゃ、俺1組だから」
「えっ、そっか…ばいばい」
そうだよね、同じクラスなんてありえないよね…
「私は…2組…かっ!」
よし、がんばろっ!!