野獣な執事とワンコお嬢様
しばらくしたら、なんだか眠くなってきて…。



「なんだよ…」

「寝る…」

「はぁ!?」

「ヒョウのとこで寝る…」



勝手に膝枕。



むしょうにくっつきたい…。



「特別だからな…」

「ん~、撫でて…」



頭を撫でてもらうのが、最近ものすごく好きだ。



本当に犬にでもなった気分…。



ヒョウに可愛がってもらってる…。



そんな気分になる。



ヒョウの手、大好き…。



そのまま寝てしまい、暑くて目が覚めた。



「喉乾いた…」

「夕方まで寝るかと思ったら」

「暑いね、ココ…」

「お前、暑さに弱いだろ。水分取って教室戻るぞ」

「うん…」



まだ寝たい…。



ボーッとしたまま、ヒョウに腕を引かれて自販機までやってきた。



「ん」

「ありがと…」



ヒョウが買ってくれたコーヒー牛乳。



甘くておいしい…。



「ヒョウ、教室行く?」

「お前の体力考えたら、涼しいとこの方がいいだろ」

「お家帰ってお昼寝しようよ…」



ヒョウと離れたくない…。



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