野獣な執事とワンコお嬢様
どのくらいキスしてるのかわからなくなる…。



恥ずかしいのに、ムリヤリヒョウを意識させられてるみたいで。



ヒョウでいっぱいになって、時間の感覚がわからなくなった。



「ヒョウっ…」

「ん~?」

「ジョーくん…たちが…」

「キスしてる時、喋っていいって、言った覚えねぇけど。黙っとけよ…」



まだするの!?



って、ヒョウってやっぱりご主人様タイプだ…。



なにも言い返せないあたしも、相当なペット体質か…。



「ヤりてぇ…」

「へっ…?」

「なんでもねぇよ。そろそろジョーたちんとこ行くぞ」



頭がボーッとするよぉ…。



なにも考えられない…。



立ち上がって、ドアへ向かおうとした。



「オイ、その顔どうにかなんねぇの?まず海行くって言ってたから着替えて来い」

「顔?」

「海行く格好して来いよ。ちなみに3分以内に出てこねぇと、どうなるかわかってんだろうな?」



意味がわからない!!



さ、3分以内っ!?



早く着替えなきゃ!!



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