野獣な執事とワンコお嬢様
持ってきた荷物から、水着セットを出し、部屋についてたバスルームに駆け込んだ。



鏡に映る自分の顔。



あ、赤いしなんだか涙目だ…。



こんな顔してたなんて…恥ずかしい…。



ヒョウがあんなにキスするからじゃん…。



って、着替えなきゃっ!!



バタバタと水着にえ、その上から服を来て、みんながいるだろうリビングに駆け込んだ。



「おせぇよ」

「だ、だって…」



これでもすっごく急いだんだよ…。



だけどヒョウはそんなに怒ってる感じがしない。



心なしか楽しそうな顔…。



よかった、楽しいんだね。



「海行こう~!!琴音、浮き輪いる?」

「いるいるっ!!センちゃん、その髪の毛いいね」

「濡れるのイヤだからアップにした」

「カワイイ…」



髪とか、考えてなかった…。



お団子、カワイイなぁ…。



「座れ、琴音」

「なんで!?」

「やってやる。2分でな」



ソファーに座った瞬間、ヒョウがあたしの髪を掴んだ。



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