野獣な執事とワンコお嬢様
【ヒョウ】
琴音の水着姿を見て、正直焦る。
チビのくせにスタイルいいな、あいつ…。
「楽しそうだね、琴音ちゃん」
「遊んでもらえて感謝だな」
「センちゃんも最近いろいろあったみたいだから、久しぶりに楽しそうな顔見たよ」
「いろいろ?」
「なんかね、親子関係がイマイチなんだよね~」
ふぅん…。
琴音は親とケンカなんかしたことねぇだろうな。
たまにしか会えず、今回の帰国も2年ぶりだ。
あっ、もしかして、毎回夏に日本に戻るのは琴音と龍蔵さんの誕生日だからか?
そうだ、アイツ、この夏休み中に17になるんだ。
「彼女の悩んでる顔って、あんまり見たくないよね」
「たまんねぇだろ、落ち込んだ顔なんて」
「えぇぇぇ~…」
「泣き顔がいちばんそそるよな」
「ヒョウの趣味、おかしいよね…。変質的って言うか…」
「俺は変態じゃねぇよ。ただのサディストだ」
「それを変態とは言わないんですか…」
「言わない。ノーマルなヤツなんかこの世にいねぇ」
誕生日か…。
琴音の水着姿を見て、正直焦る。
チビのくせにスタイルいいな、あいつ…。
「楽しそうだね、琴音ちゃん」
「遊んでもらえて感謝だな」
「センちゃんも最近いろいろあったみたいだから、久しぶりに楽しそうな顔見たよ」
「いろいろ?」
「なんかね、親子関係がイマイチなんだよね~」
ふぅん…。
琴音は親とケンカなんかしたことねぇだろうな。
たまにしか会えず、今回の帰国も2年ぶりだ。
あっ、もしかして、毎回夏に日本に戻るのは琴音と龍蔵さんの誕生日だからか?
そうだ、アイツ、この夏休み中に17になるんだ。
「彼女の悩んでる顔って、あんまり見たくないよね」
「たまんねぇだろ、落ち込んだ顔なんて」
「えぇぇぇ~…」
「泣き顔がいちばんそそるよな」
「ヒョウの趣味、おかしいよね…。変質的って言うか…」
「俺は変態じゃねぇよ。ただのサディストだ」
「それを変態とは言わないんですか…」
「言わない。ノーマルなヤツなんかこの世にいねぇ」
誕生日か…。