野獣な執事とワンコお嬢様
プレゼント買ってやんねぇと。



それに、きっと龍馬様が帰国するってことは、龍蔵さんの誕生日は盛大にパーティがあるだろうし。



忙しくなりそうだ。



ん?



もしかしてオヤジも一緒に帰国?



それはねぇよな?



「ヒョウ~!!知らない人にコレもらったぁ!!」

「あ!?」

「カワイイからあげるって」



片手に焼きトウモロコシ…。



誰からもらったんだよ、コラ…。



「ただでもらったわけじゃねぇだろ」

「うん、写真撮らせてあげた」

「このバカっ!!意味わかってんのか!?ってかどいつだよっ!!」

「ん~、あっ、あの人」



許すかよっ!!



カメラを持った水着のおっさん。



とりあえず、焼きトウモロコシを投げつけた。



琴音の水着?



ふざけんじゃねぇぞ…。



「な、なにすんだ、クソガキ…」

「トウモロコシなんて、安すぎんだろ、おっさん」

「えっ…」

「俺の彼女の水着姿がトウモロコシなわけねぇよな?いくら出すんだ?」



顔面蒼白。



< 152 / 500 >

この作品をシェア

pagetop