野獣な執事とワンコお嬢様
だけど本気でイヤがられたらショックだしな…。



この欲望は内に閉まっとこう…。



海で遊び疲れ、別荘に戻ってひと休み。



あまり外で遊ばない琴音は、疲れすぎたのかうとうと…。



「琴音ちゃん、眠そうだ」

「体力尽きたんだろ。元から動かないヤツだし」

「そうなんだ~。昔もこんな感じだったの?」

「俺がいろいろ連れ回してた。敷地内だけな」



敷地内っつっても、かなり広い琴音んちの敷地。



川は流れてるし、屋敷の後ろは山だし。



ゴルフができそうなほど広いわけで。



維持するだけでも相当大変だと思う。



そんなこと、何にも考えてない琴音は本格的に寝始めた。



俺に寄りかかり、スヤスヤと…。



「夜ご飯どうする?」

「作るか」

「もし、これが有栖川家の別荘だったら?」

「お抱えシェフが同行」

「ははっ!!やっぱり超セレブ~」



夜は作ることにして、仕方なく買い物へ。



琴音は部屋にカギかけて置いてきた。



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