野獣な執事とワンコお嬢様
準備ができたので琴音を起こしに部屋へ。



よく寝るヤツだな…。



ベッドに乗っても目を覚まさない琴音。



目を開けるとクリッとした子犬みたいな目と、この長いマツゲ。



俺がいちばん好きなのは、この小さい口だ。



プルプルしやがって…。



憎たらしいほどカワイイ…。



「琴音、メシだぞ」

「いらない…寝るから…」

「俺が作ったメシが食えねぇのか?」

「ん~…?ヒョウが作ったの?」

「あぁ」

「起こしてぇ~…」



遊んでからにしよう。



まだ眠そうな目をしてる琴音のまぶたにキスをした。



「んなぁ~…」

「顔ちいせぇな」

「なんですかぁ~…」

「カワイがってやろうと思って」

「やだよぉ~…」



いい匂いするよな、琴音って…。



食ったらうまそうな匂い。



「首ヤダ~…。噛まないで…」

「ヤバいな…」

「なにが…?」

「なんでもねぇよ」



自制が効かなくなってきた…。



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