野獣な執事とワンコお嬢様
夜メシのバーベキューではしゃぐ琴音と千花。



俺とジョーがひたすら焼いてる状態。



「ムカつくから琴音も一緒に焼いちまうか」

「なんかあったの?」

「世間知らずの処女がエロマンガ読んだ結果、初エッチは痛いから意地悪なんだと」

「あははっ!!琴音ちゃんおもしろ~い!!」

「ありえねぇだろ…。いつまで我慢させる気なんだ?他の女で憂さ晴らししていいよな?」

「ダメじゃない?」

「アイツがあんな調子なんだから仕方ない」



でも、やっぱり生の琴音が近くにいると…他に行く気になれねぇし…。



体だけなら浮気だとは思わないわけで。



「オイ、小型犬」

「ん?」

「他の女とヤるけど、文句言うなよ?」

「えっ、浮気だよね?しかもそれって宣言するようなものなの?」

「浮気じゃねぇ」

「浮気だよ。そんなことしたら、ヒョウのこと嫌いになるよ」

「あ、そう…」



やっと手に入れたのに…。



だったらお聞きしますが、わたくしはどうしたらいいのでしょう、お嬢様…。



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