野獣な執事とワンコお嬢様
女の子たちがキャーキャー騒いでる。



ヒョウの見た目なら仕方ないけど…。



歳より大人っぽいし、背も高いし、スタイルもいいし…。



ってか…別人みたいだよ…。



その時、ポケットの中でケータイが震えた。



滅多に鳴らないケータイ…。



開くと、メールが1件。



『本日から同じクラスメイトとして、よろしくお願いしますね。わからないことは、教えてください』



は…?



なぜ…ヒョウがあたしのアドレス知ってるの…?



番号だけは初日に聞かれたから教えたけど…。



『何でアドレス知ってるの!!』

『お嬢様のことは、全て把握しておりますよ。スリーサイズも、身長も体重も足のサイズも。わたくしは、お嬢様の執事ですから』



こ、怖っ…。



ってか…なにが本物のヒョウかわからない…。



『話しかけないでね』

『執事としては話しかけませんよ』

『どんな意味!?』



メールを送ってからヒョウを見ると、目があった。



ニヤッとしてるぅ~…。



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