野獣な執事とワンコお嬢様
今まで友達と遊ぶことじたいなかった。



学校へ行っても、年上のヤツとか、頭がよすぎて何言ってんのかわかんねぇヤツとか。



こうして、放課後に遊びに誘ってくれるような友達は確実にいなかった。



「な~んか、今嬉しい」

「「はぁ!?」」

「いや、友達って一生できねぇと思ってたから」

「ヒョウってカワイイな…」

「あ?誰に言ってんだよ、殺されてぇか」

「あはははっ!!キャラ最高!!気に入った~」



結局、今度遊ぼうということになり、その日は午後からボーッと授業に出ただけ。



「帰るぞ、犬」

「ワン…」

「マジで疲れてんな…」

「ワンワン…」



疲れすぎて、琴音がぶっ壊れてる。



これは早急にどうにかしなければ…。



「もしもし、青柳です。お嬢様の迎えをお願いできますか?」



琴音をあの公園まで迎えに来てもらい、すぐに帰宅。



フラフラ歩き、部屋に直行した。



俺もすぐに着替えて琴音の部屋へ。



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