野獣な執事とワンコお嬢様
今日の琴音は、スカートにニーハイ。



その間、少し見える太股に痣が。



「んなぁ!?ちょっと!?」

「いかがされました?」

「えっ?わぁっ!!なに、コレ…。体育でボールぶつけられた時かな…」



俺の琴音に紫色の痣…。



こんなの、許せるはずもなく。



「お嬢様のキレイな肌になんてことを…」

「そのうち治るよ」

「この痣をつけた犯人、ただじゃ置けません」

「へっ!?」

「明日、どっかの海に沈めてきますね」

「ちょっ!?何でそうなるのっ!?」



俺の琴音だからだ。



自分のもんに傷つけられたら、やり返すのが俺の道理。



俺だって痣なんかつけたことねぇのに。



「犯罪だから!!」

「バレないようにやりますよ」

「そんなことする人、嫌いになるもん…」

「えっ、それは困ります…」

「悪いこと、しないでね?」



見上げられ、切願されたらカワイくて…。



よし、却下してやる。



ニコッと笑って頷いた。



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