野獣な執事とワンコお嬢様
苦しそうな琴音の顔が、また俺の欲望を刺激する。



「逃げないでください…」

「もうやぁ…」

「すみません、勝手ながら今から休憩、入れます」

「えっ?」

「わりぃ、止まらん」



上の服を脱がし、体に触れる。



いちいち過剰に反応するのがたまらなくいい。



首から垂れ下がる自分のネクタイが邪魔で、それを引き抜いた。



本気モード。



止められる気が、全くしない。



ヤバいとは思ってる。



このままじゃ、泣き虫な琴音を確実に泣かせる。



脱がせていないスカートを、どうしようか迷った末、そのままにして手を進入した。



「もうヤダっ!!ヒョウ!!」

「今の俺は、お前に悪いことしてんの?」

「えっ…?」

「コレは、悪いことか?泣くくらい、俺に触られたくねぇって、思ってんの?」

「違っ…」

「もし、俺に触られたくねぇって思うなら、今すぐやめてやる。だけどその後、俺は傷つく。琴音の意志、尊重してやるから正直に言えばいい」

「ち、違う…から…。ヒョウのこと、好きだもん…」



涙がポロポロこぼれていく。



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