野獣な執事とワンコお嬢様
弱すぎます、お嬢様
【琴音】
お兄ちゃんと雪乃さんって、結婚するんだと思ってた。
ヒョウから聞かされたふたりの別れ話。
お兄ちゃんが100パーセント悪いけど…。
なんだかすっごくヤダなぁ…。
「どうにかできないのかな…」
「寝てるライオン起こすのはムリだろ」
「へっ!?」
「あ!?ライオンのことじゃねぇのかよ…。ってか、今日ずっと上の空」
楽しみにしてた動物園デートに連れてきてもらったのに、お兄ちゃんと雪乃さんが気になって仕方ない…。
あたしはヒョウと別れるなんて、全く想像つかないもん…。
雪乃さんは大丈夫かな…。
「ごめんね、ヒョウ…」
「別にいい」
「楽しいよ!?見たかったウサギの赤ちゃん見れたし…」
「ほかのヤツの恋愛に口出すなよ?本人たちの問題だ」
わかってるんだけど、やっぱり雪乃さんが気になってしまう…。
あたしにとってはお姉ちゃんみたいな人だったから…。
「動物寝てるな…」
「うん…」
「雪乃さんとこ行ってみっか」
「いいの!?」
「お前が楽しそうじゃねぇからな」
ヒョウ、優しい…。
お兄ちゃんと雪乃さんって、結婚するんだと思ってた。
ヒョウから聞かされたふたりの別れ話。
お兄ちゃんが100パーセント悪いけど…。
なんだかすっごくヤダなぁ…。
「どうにかできないのかな…」
「寝てるライオン起こすのはムリだろ」
「へっ!?」
「あ!?ライオンのことじゃねぇのかよ…。ってか、今日ずっと上の空」
楽しみにしてた動物園デートに連れてきてもらったのに、お兄ちゃんと雪乃さんが気になって仕方ない…。
あたしはヒョウと別れるなんて、全く想像つかないもん…。
雪乃さんは大丈夫かな…。
「ごめんね、ヒョウ…」
「別にいい」
「楽しいよ!?見たかったウサギの赤ちゃん見れたし…」
「ほかのヤツの恋愛に口出すなよ?本人たちの問題だ」
わかってるんだけど、やっぱり雪乃さんが気になってしまう…。
あたしにとってはお姉ちゃんみたいな人だったから…。
「動物寝てるな…」
「うん…」
「雪乃さんとこ行ってみっか」
「いいの!?」
「お前が楽しそうじゃねぇからな」
ヒョウ、優しい…。