野獣な執事とワンコお嬢様
【ヒョウ】



琴音の入浴タイム。



明日の制服にアイロンをかけた。



腹が減った…。



俺用にシェフが用意してくれてるのは、キッチンの片隅にある。



もう冷めてるけど、まだ食べられない。



覗きは禁止だと言われてるので、この時間は他のことをやるしかない。



琴音の部屋に制服を持って行き、ベッドをキレイになおした。



さっき飲んだお茶のカップを片づけるついでに、キッチンで立ち食い。



「青柳くん、温め直そうか?」

「大丈夫です。冷めてもおいしいです」

「ゆっくりご飯くらい食べたらいいのに…」

「ははっ、平気ですよ」



口の中に詰め込むだけ詰め込み、琴音が風呂上がりに飲むハーブティを煎れる。



片手にメシ。



まぁ、これが俺の夕食の取り方。



メシはいつも仕事をしながら。



風呂から出た琴音に、ハーブティを与え、髪を乾かしてやる。



俺も喉が乾いたから飲ませろ…なんてことは言わない。



今は仕事中だから。



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