野獣な執事とワンコお嬢様
そりゃあもう、欲望の塊みたいな衣装。



うちにいるメイドは普通のメイド服。



こんなに短いスカートじゃ仕事なんかできるわけがない。



フワッフワになったな。



「あたしのメイド服…こんなの着れない!!」

「カワイイフリル付きのニーソックスもありますよ」

「あたしの趣味と違う…」

「ほら、カワイイヒール」

「あっ、先が丸くてカワイイ…」

「5分で試着、お願いしますね」

「き、着たくない…」

「そうですか…。せっかく寝ずに作業をしてやっと完成したんですが…燃やしてしまいましょう!!」

「き、着ますよ…」



そして5分後の琴音。



うわぁ~…。



カワイイ女代表って感じ。



コレは男心をくすぐるというか、こんな等身大フィギュアがあったら絶対買うと思う。



「そのモジモジした感じ、やめてもらえますか?」

「だって恥ずかしい…」

「ヤバいですね。食べたいです」

「へっ!?」

「お嬢様が彼女でよかった…」

「ちょっ、ヒョウ…」



仕事中だというのに、ついうっかり押し倒した。



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