野獣な執事とワンコお嬢様
もう絶対離れたくないよぉ~…。



ヒョウといれるなら、なんだってするから…。



「苦しいです、お嬢様」

「離さない…」

「そうですね。もう離れたくはないですね。正直、結構辛かったですから」

「ウソ…?そんな素振りしなかったじゃん…」

「かなり必死だったんですよ?心変わりでもしたらと思うと、気が気じゃなくて…」

「しないもんっ!!ヒョウのこと、こんなに好きなんだよ?」

「どんなに?わかりませんね」

「意地悪ぅ…」



やっぱり温かい。



やっと戻ってきてくれた…。



「お嬢様、今夜は一緒に寝ても?」

「ただの執事とは一緒に寝たくないなぁ~」

「言ってくれますね。それは意地悪ですか?」

「うん」



笑うヒョウは、両手であたしの顔を包んだ。



久しぶりのキス。



長い気がするけど、離したくないよ…。



「もっと…」

「しちゃってよろしいんですか?止まらなくなりますけど」

「我慢しなきゃダメ?」



ヒョウをいっぱい実感したい…。



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