野獣な執事とワンコお嬢様
久しぶりにヒョウとゆっくりできる!!



スーツから私服に着替えたヒョウと、浜辺を散歩。



「アゲハは怒らないでね?」

「怒んねぇよ。ちなみにアイツは帰したからな」

「なんで!?」

「アゲハにも自由時間。雪乃さんが来てから、アイツなりに気ぃ張ってたみてぇだし。なにより、俺がいたらアゲハはいらん」



そっか。



さすがアゲハのお兄ちゃん。



ヒョウでも弟を気遣ってあげたりするんだね~。



「海入ったのか?」

「昨日ちょっとだけ。ここはもう真夏みたいだね」

「仕事初めてから時間経つの早すぎ…」



1日たりとも休んでないじゃん。



仕事内容はよくわからないけど…。



今日は仕事のことは忘れられたらいいなぁ…。



ギュッと手を握ると、不思議そうな顔をしてからニコッと笑顔。



大好きすぎて、もっと触りたい。



「すっごく好き」

「なんだよ、急に。バカか」



そう言ったヒョウだけど、なんだか嬉しそうだった。



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