野獣な執事とワンコお嬢様
夜はヒョウが作ったカレー。



やっぱり美味しい…。



「2号くん、琴音と同じ部屋でいいよね?」

「ありがたい」

「部屋風呂使っていいから」

「了解」



難しい話をよくしているヒョウと雪乃さんは、なにげに気が合うみたい。



お互い頭いいからかな?



雪乃さんもお兄ちゃんと過ごせて幸せそうだ。



「琴音、風呂入って寝てぇ…」

「疲れてるの?」

「気ぃ抜いたらドッと疲れが来た…」



寝てないとか言ってたっけ。



ヒョウの場合、1日徹夜なんて余裕だろうけど。



執事の仕事もしてるんだもんね~…。



気がきかない彼女でごめんね、ヒョウ…。



お風呂に入ったヒョウを待つこと1時間。



出て来る気配がないんだけど…。



まさかっ…。



「ヒョウ!?やっぱりお風呂で寝てるぅ~…。起きてよ~」

「んっ…寒っ…。あっ、寝てたのか…」



温くなったお風呂に浸かり、そのまま寝ていた。



疲れてるんだよぉ~…。



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