野獣な執事とワンコお嬢様
雪乃さんの提案で、名前を出すことにした。
それはあたしが有栖川家の娘だということを世間に公表するって意味。
もちろん、世間はそんなおもしろい話に食いつかないわけがなくて。
財閥のお嬢様として、お仕事してます。
「琴音効果で会社の株も上がったらしいじゃん」
「それとコレとは別ですから」
「琴音に厳しいね、2号くん」
ヒョウはいい顔はしない。
あたしが顔出すのがイヤなんだって。
でも楽しいからやめたくないし…。
「心配しないで、青柳」
「心配しないでいられるほど、バカではないので」
「お仕事頑張ってるの、嬉しくない…?」
「成果は認めてますよ。50冊自腹ですから」
そっか。
ヒョウも文句言いながら認めてくれてるんだね。
50冊って…。
まさか毎回そんな感じになっちゃうの?
「2号くんってある意味ストーカー…」
「そうかもしれませんね…。お嬢様からいただいたメモなんかは全てラミネート加工してしまってますし」
は、初耳…。
それはあたしが有栖川家の娘だということを世間に公表するって意味。
もちろん、世間はそんなおもしろい話に食いつかないわけがなくて。
財閥のお嬢様として、お仕事してます。
「琴音効果で会社の株も上がったらしいじゃん」
「それとコレとは別ですから」
「琴音に厳しいね、2号くん」
ヒョウはいい顔はしない。
あたしが顔出すのがイヤなんだって。
でも楽しいからやめたくないし…。
「心配しないで、青柳」
「心配しないでいられるほど、バカではないので」
「お仕事頑張ってるの、嬉しくない…?」
「成果は認めてますよ。50冊自腹ですから」
そっか。
ヒョウも文句言いながら認めてくれてるんだね。
50冊って…。
まさか毎回そんな感じになっちゃうの?
「2号くんってある意味ストーカー…」
「そうかもしれませんね…。お嬢様からいただいたメモなんかは全てラミネート加工してしまってますし」
は、初耳…。