野獣な執事とワンコお嬢様
タマキさんは龍蔵さんと雪乃さんの子どもの世話をする気でいるのか…。



もしかして、タマキさんにも子どもが生まれたら…。



雪乃さんの子どもと、タマキさんの子どもが俺たちみたいになったりして…。



ってのは、まずないか。



「男産めよ?俺んちの娘嫁がせんだから。玉の輿狙いでな」



なぜか目が合い、笑われた。



俺は龍馬様に気に入られたってだけだし…。



だけど、頭がよくなきゃ、俺は執事の息子ってだけだったんだな…。



「今、すげー怖くなった…」

「「あはははっ!!」」



今の自分に感謝しよう…。



琴音を手に入れられたのも、頭のよさゆえ。



俺が普通だったら、琴音に会うことすらなかったかも…。



そう思うと、よけい仕事を頑張らなきゃいけない気がして。



期待を裏切るようなことがないように頑張らなければ…。



笑って食った夜メシ。



シャワーを浴びて、ベッドに入ったらたらやっと琴音から電話が来た。



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