キープアウト!

ガチャ。
玄関のドアが開く音。

「ただいま」

佐伯がリビングに入ってきて、あたしの隣に座る。

ひーっ!
緊張マックス!

佐伯は、あたしに飲み物とお菓子を買ってきてくれた。

もちろん。
飲食どころじゃない。

お腹が空いていた、佐伯はお弁当を食べ始めた。

「いつも、外食なの?」

「うん。オレ料理しないし」

「へぇ」

「樹里がたまにでいいから、作ってくれたら助かるな」
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