キープアウト!
それから。
お互いに口を閉ざしたままだった。

散々泣いて、涙が止まり、冷静さを取り戻し始めていた。

今日、あたしが拓也に会いに行かなければ、こんなことなはならなかった。

そして。
亮二を不安にさせることはなかったんだ。

亮二が終わりにしたいと思わせたのは、あたしなんだ。

あたしが悪い―……

思えば、拓也に直接会わなくても話す方法はあったんだし。

電話やメールがある。
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