キープアウト!
あたしはビールを一気に飲み干した。
そして、二杯目、三杯目と飲み続けた。
酔いたかった。
亮二が村中さんと、今頃ご飯を一緒に食べているかと思うと辛くて、現実逃避したかったから。
「マスター、おかわり~」
「樹里、さすがに飲み過ぎじゃないか?」
「何よ~。マスターの売り上げに繋がるんだよ」
「とにかく、もうやめとけ。明日は仕事だろ?」
「もー。仕事辞めようかな~?マスター雇ってよ」
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