キープアウト!
「オレと張り合う気だったんだ?」

亮二がトイレから戻ってきた。

「はい。まぁ。張り合う以前の問題でしたけどね」

「拓也は、オレと張り合わなくてもいい男だと思うけど」

「そうですか?」

「うん。拓也はもっと自分に自信を持てば、女が寄ってくる」

「佐伯さん! オレ今日からオレの師匠になって下さい!一生ついていきますから!」

「おーっ。ついてこい」

亮二が笑いながら言った。



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