キープアウト!
なんて、気前のいい返事だけして、亮二が荷物をマンションに運びに行っている間、のんびり休憩をしていた。


まさか。
このあたしが、彼氏と同棲する為に引っ越しをする日がこようとは…

このワンルームは、あたしにとって大好きな空間だった。

誰の目も気にせず。
ゴロゴロ、ダラダラ過ごして、部屋は散らかし放題だった。

亮二と過ごす時間が増えて、あたしのグータラっぷりを知り始めた亮二だけど、何も言わずにくつろがせてくれる。
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