キープアウト!
まるで、入居した時みたいにピカピカになった。

まぁ。
メインでやってくれたのは、亮二なんだけどね……


そして。
いよいよ、アパートを出る時が来てしまった。

「忘れ物ないか?」

「ないよ」

玄関先で短い会話をして、玄関のドアの鍵を閉める。

少しだけ、寂しい気持ちになった。

6年間ありがとう。
お世話になったアパートに心の中でお礼を言った。


< 256 / 259 >

この作品をシェア

pagetop