キープアウト!
拓也が立ち上がり、温め直していた火を止めた。

「カレー出来たよ。食べよう」

「拓也!話しの途中でしょう? 何でこんなことしたか答えて!」

「オレ、樹里が好きだよ」

「えっ?」

「だから、他の男からの着信が許せなかった。何も今じゃなくてもいいのにって思ったんだよ」

「拓也…あたし」

「返事は聞きたくない。樹里がオレのこと、弟みたいな感じでしか見てないこと分かってたし」
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