キープアウト!
「樹里、食器そのままでいいよ」

「いいから。拓也はゆっくりしてて」

キッチンに立ち、食器を洗っていたら、

「樹里」

「拓也!やめて!」

後ろから抱きつかれてしまった。

「佐伯とは、これぐらいしたんだろ?」

そう言って。
首筋にキスをしてきた。

「してないよ!やめて!」

「やめないよ。オレが男だってこと教えておくよ」

「やめて!」

片方の手は胸元へ。
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