キープアウト!
「つーか、彼氏でもないのに、束縛とかうっとーしぃ。ありえない」

あかねがグラスを持ち上げて、ビールを一気に飲み干した。

今日は、あかねと一緒にマスターの店に来ていた。

あかねもこの店の常連さんなんだ。

あたしは、最近の出来事を話したところだった。


「佐伯って、スマートに女を落とすイメージあったけど、樹里なんかに意外とてこずってるのね」

「あたしなんかにてこずってて、悪かったね」

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