六角関係
迷い
未来side
未来side
「りえは彼いるじゃん。」
「うん…そうなんだけど…。」
私の親友、竹内りえがふぅ、とため息をついた。
「どうしたの?なんかあった?」
「それが…彼、あたしのこと好きなわけじゃないのかも…。」
「は?!」
思わず大声をあげる。
先生がふりむいた。
「岡崎さん、友達と話すのは、楽しいんでしょうけど、授業中は少しがまんしましょうね。」
「…はい。」
上口先生は今年で退職する。
四月に上口先生は一言、「いい年にしましょう。」って言った。
それは本当に心がこもってて、私達も、先生にとっていい年にしよう、って思った。
そんな先生に言われると、素直に言う事を聞こう、って気持ちになる。
と、いうことで私達は手紙を回し始めた。
「りえは彼いるじゃん。」
「うん…そうなんだけど…。」
私の親友、竹内りえがふぅ、とため息をついた。
「どうしたの?なんかあった?」
「それが…彼、あたしのこと好きなわけじゃないのかも…。」
「は?!」
思わず大声をあげる。
先生がふりむいた。
「岡崎さん、友達と話すのは、楽しいんでしょうけど、授業中は少しがまんしましょうね。」
「…はい。」
上口先生は今年で退職する。
四月に上口先生は一言、「いい年にしましょう。」って言った。
それは本当に心がこもってて、私達も、先生にとっていい年にしよう、って思った。
そんな先生に言われると、素直に言う事を聞こう、って気持ちになる。
と、いうことで私達は手紙を回し始めた。
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