六角関係

「でも東野君の彼女、竹内りえさんだっけ?あの子は編み物得意だったよね?もらうんじゃないの?」



わたしが言うと東野君は一瞬動きを止めて、そしてゆっくりと首をふった。


「え?な、なんで?」






「オレ達、別れたんだ。」





え⁈





「って何で⁈」




「いや…。」




東野君が言いにくそうにわたしを見た。



< 134 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop