六角関係

「…わたしね、」


急に沙由里ちゃんが口を開いた。



「見てたの。」


「えっ⁈」


「竜太郎君と、未来ちゃんが2人で、いたとこ。」





…って、この前の?





「あの時、誕生日プレゼント選んでくれてたんでしょ?…でもその時のわたしは、知らなくて。すごく悲しい気持ちになったの。未来ちゃんの方が、竜太郎君には、あってるって思って。」



「いやいやいや。なわけないじゃん!沙由里ちゃんは、女の子らしいし、かわいいし、キセキの美少女だし!それに比べて、私は…。」
< 82 / 346 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop