待ちぼうけの恋煩い【完】


私は、目を見開いて彼…高倉くんを見つめる。





奏ちゃん…?いや、けど…別人みたい…。






私があまりにも凝視しすぎていたからだろうか。





パチリ





高倉くんと視線が絡む。





一瞬、高倉くんの目が大きく見開かれた気がしたが、それも一瞬のこと、すぐにその視線はそらされた。





…やっぱり、奏ちゃんじゃない…よね?奏ちゃんだったら、私見て何か言うだろうし。





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