待ちぼうけの恋煩い【完】


私は、軽くため息をついて未だに騒いでいる未来を見つめた後、ちらりと、隣の席の奏ちゃんを見た。





…昔からモテてたけど…やっぱり、カッコよくなっちゃって…




そんなことを考えいると、





パチッ





奏ちゃんと目があった。





…!!




私は、驚いて目を丸くしながらも、サッと、奏ちゃんから顔をそらした。




…ビ、ビックリした…





まさか、奏ちゃんがこっち向くなんて思ってもいなかった私。





…っ、なんで顔赤くしてんのよ、!




そんな私を隣の席で奏ちゃんがニヤニヤと意地悪い笑みを浮かべているなんて気付きもしなかったんだ。





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