待ちぼうけの恋煩い【完】


『…誉めてんの?』




『誉めてる』




ギュッと、抱き締めながら言葉を紡ぐ。





ドキドキ




心臓の鼓動が高鳴るのを感じる。




『…あのさ、オレが今回こっち戻ってきたん…なんでかわかる?』




唐突に奏ちゃんが呟いた言葉。





…戻ってきたわけ?





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