待ちぼうけの恋煩い【完】


思い切り顔を奏ちゃんから反らす。




い、いきなり…どうしたのよ…





ドキン、ドキン




高鳴る鼓動は、どんどん大きくなっていく。





『わ…私は…』




『ん?』




『あ、会いたかったよ…』




だんだんと小さくなって最後には呟くようになってしまった私の声…。






き、聞こえたかな?




< 48 / 63 >

この作品をシェア

pagetop