家元の寵愛≪壱≫


「ッ!!////なななな、何をしてるんですか?!////」

「ん?ゆのにお礼をしようと思って」

「おおお、お礼って?!////」

「ゆのは、俺と香心流の為に転部を考えてくれた」

「そ、それは////」

「それにゆのが自分の為にやりたい事を見つけた事が嬉しくて」

「ななな、何でそれがお礼になるんですか?」

「そりゃ決まってるだろ」

「へ?」

「俺の女が外見だけじゃなく、内面も大人の女に成長しようとしてるんだから」

「?!////////」

「フッ……だから、こうやって…」


隼斗さんはボタンを全て外し、

胸板を見せつけるみたいに誘惑を。


「////////」


見てはダメよ!!

目の毒以外の何物でもない。


私はギュッと目を瞑ると、


「そうやって拒否られるとヘコむんだけど」

「えっ?!ッん!!////」


彼の言葉が気になって目を開けると、


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